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NIPPON MADE
世界を魅了する誇るべき日本の”モノ作り”
日本の匠が手掛ける『NIPPON MADE』とは?
世界から注目を集める日本の”モノ作り”の素晴らしさを今一度伝えたい。世界中のスニーカーフリークたちを虜にし続ける日本発のオリジナルスポーツファッションブランド『オニツカタイガー』の“想い”から生まれたスペシャルプロジェクトが『NIPPON MADE』だ。2008年にスタートしたこのNIPPON MADEは、染め、洗い加工など、本物の職人=日本の匠の手仕事によって一つひとつ造り上げられ、日本の誇るべき高い技術と文化が注入された揺ぐことのない正真正銘の日本製のコレクションなのです。そんなNIPPON MADEの最新作をご紹介すると共に、東大阪の小さな町工場「佐川工芸」にて製品・革素材などの加工を手掛ける日本の匠、佐川勝さんにスペシャルインタビューを敢行。NIPPON MADEを手掛けた佐川さん、そしてNIPPON MADEの魅力に迫る。
INTERVIEW with MASARU SAGAWA
Q01. 佐川さんはいつからこの仕事を始めたのですか?
最初は染料の営業マンでした。趣味の一環として日本の履物の原点である「和装草履」の染色から始まりました。元々絵を描くのが好きだったので。そのうち、お客様から他の依頼をもらうようになり、40年前に“佐川工芸”を立ち上げました。
Q02. なぜ和装草履から幅広い業種へ展開していったのですか?
今はアパレル・BAG・シューズなど様々な製品を加工しています。今までの知識・技法を生かして、色々やってみたいと思いました。
Q03. どういう道具を使って加工をしているのですか?
自分が表現したい加工をする為の道具が売られていない場合もありますから、自分で工夫して加工しています。
Q04. 初めてオニツカタイガーのデザイナーから依頼があった後、カタチにするまでどれくらいの期間がかかりましたか?
初めてお話をいただいた時は、スニーカーの加工を考えたこともありませんでしたので、どうデザイナーの方からの要望に答えられるか、素材選びや表現の仕方を相談させていただきながら、決まるまでには約1年程かかりました。
Q05. 今回のNIPPON MADEで新しく採用した「抜染加工」で気をつけていることは?
今回の抜染材料は効能が短時間しか持続しない為、素早く加工し、両足揃えた時に同じ様な表情になるように、先を見越して、想像力を膨らませて作業を行う事が重要なんです。
Q06. 最後に一言お願いします。
デザイナーの方からの要望に対して「できません」とは言えません。自分の持っている今までの技法の中からどの引き出しを選んでデザイナーの方の要望に近づくのか、毎回努力しています。たまたまオニツカタイガーの店舗に行った時、NIPPON MADEを試し履きもされず即購入されたお客様がいらっしゃいました。多分、いつもオニツカタイガーのシューズを御愛用されている方で、自分のサイズを分かっていらっしゃる方だと思います。その時のお客様の顔は今でのハッキリ覚えています。お客様が手にとって選んで、お買い求めいただける様、心掛けて作業いたしております。
01. 某雑誌の取材対応中の佐川さん。02. 風情のある佐川工芸の外観。03. 加工する時の道具の一部がこちら。染めや製品洗いの時には手袋を使用。靴を手洗いして洗濯機の脱水層を使う。04. 抜染加工の時に使う道具がこちら。コップの中の材料は約15分しか保たないため、15分置きに材料を作り変える。05. 急に乾かすと革が固くなってしまうことから、夏は大きな扇風機で風を送り、冬はストーブを炊いてゆっくりと製品を乾かすとのこと。もちろん乾き具合は自分自身で確認する。
佐川勝
東大阪の小さな町工場「佐川工芸」代表。製品・革素材加工などを手掛け、その技術の高さが故に他のブランドからの引き合いが後を断たないという職人歴40年を誇る日本の匠。
MEXICO MID RUNNER DELUXE ¥24,150
※すべて手作業による数量限定生産のため一部店舗では売り切れの場合がございます。
<商品問い合わせ先>
アシックスお客様相談室 0120-77-6338
<NIPPON MADE取扱店舗>
オニツカタイガー代官山、オニツカタイガー六本木ヒルズ、オニツカタイガー渋谷パルコ、オニツカタイガーお台場ヴィーナスフォート、オニツカタイガー名古屋パルコ、オニツカタイガー藤井大丸、オニツカタイガーなんばパークス、オニツカタイガー神戸、オニツカタイガーキャナルシティ博多、小田急ハルクオニツカタイガー、岡山天満屋オニツカタイガー
※入荷日・発売数量・展開サイズは各店舗異なります。各店舗へ直接お問い合わせください。