中川大志 look.1

変化を寛容に受け入れ
自分らしさを確立していく

小中学生のころから活躍し、映画やドラマ、はたまたコントまで、自在に役を操る俳優の中川大志。鍛えられたしなやかなからだで、カメラの前でも自由に動いてみせる。役者という職業について、またライフワークやプライベートなこと、来年に向けての意気込みなどを、 2回にわたり語ってもらった。

小さい頃から活躍し、様々な役柄を演じ分けるカメレオン俳優。弱冠22歳にして、役者としてのキャリアはすでに10年を超える。「最初は右も左もわからずこの世界に飛び込んで。普通の子どもが大人たちと一緒になってものを作るっていうのが、ただただ刺激的でした。それがだんだんと、自分ではない誰かになりきるということ、役を演じるという魅力に取り憑かれて。気付けばもう10年以上。本当の意味での自分の職業であり仕事なので、より責任感というか、緊張感を持って日々邁進しているところです」

その活躍は役者だけにとどまらず、声優としても注目を浴びている。12月25日公開予定のアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』では、大学生の恒夫を演じる。「実写の映画やドラマの現場との違いはもちろんあるんですが、今までありがたいことに何度か声の仕事にチャレンジさせていただく機会があって。その経験は自分の中で積み重なってきていると思います。今回は今まで演じてきた役の中では一番等身大というか、自分の素に近いキャラクターだったので、あまり作り込みすぎずに、ナチュラルさを意識しました」

普段はカジュアルなスタイルを好み、服の中でからだが泳ぐような、ゆったりとしたシルエットをまとうことが多い。「モードすぎたり、きれいすぎるものは気後れしてしまいますが、今回着用したオニツカタイガーのパンツとコートは、素材がシャカシャカしたアウトドア的なニュアンスもあって、ちょっとやんちゃな感じがすごく好きでした。ほどよくスポーティさがミックスされた絶妙なバランス感で。ハーフパンツにロングコートを羽織り、足もとはボリューミーなシューズでまとめるという組み合わせも好きなので、普段も挑戦してみたいと思いました」

誰しもがみな予想外だった2020年。ライフスタイルの変化を余儀なくされたひとも多かったはず。今年一年を振り返ってもらった。「今年のお正月に、こんな一年になるとは思ってもみなかったですよね。仕事から離れる時間があり、その振り返る時間があったからこそ、今まで当たり前になっていたことに改めて感謝したし、ただ現場に行けるということがうれしくて、すごく楽しいと実感しました。その気持ちを忘れず、今後も前を向いて進んでいきたいと思っています」

→1月公開のlook.2では、プライベート感溢れる趣味やライフスタイルについて語ってもらった。


DIRECTION:Shinsuke Nozaka
PHOTO-MOVIE:Masato Moriyama(TRIVAL)
HAIR MAKE:Go Ikegami(NICOLASHKA)
TEXT:Shoko Matsumoto

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