コムアイ(水曜日のカンパネラ)look.1

独特な感性を放つボーカル&パフォーマー
コムアイさんにインタビュー!

「水曜日のカンパネラ」の歌唱・主演をつとめるコムアイさん。端正なルックスと独特な雰囲気で、歌声だけでなくパフォーマーとしての魅力も絶大。2月にはメジャー初のフルアルバムとなる「SUPERMAN」をリリースし、さらなるブレイクに拍車がかかります。そんなコムアイさんに、音楽やファッションにまつわる様々なお話をお伺いしました。

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── 斬新なポージングの数々、素晴らしかったです!

いやいや(笑)。でもへそ曲がりなので、これまでの人がやったポーズと変えるようにしているというか。あとオニツカの服だったら絶対に動いていた方が可愛いと思って。

── コムアイさんもオニツカフリークなんですよね

アンドレアとオニツカがコラボした服を初めて見た時にメッシュのアイテムがあったんです。白黒メッシュのタンクトップとか、けっこう穴が大きくて、90年代っぽい印象で。厚底スニーカーとかもそうなんですけど、分厚く作られているのが懐かしいというか、自分が小さい頃に憧れていたお姉さんの雰囲気がありました。学校で履いていたような運動靴が履きたくて、それでシューズを買ったのが最初かなぁ。それ以外にも色々と履いています。普通に表参道のショップで買っていましたね(笑)。

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── 今回の衣装はどんな印象ですか?

今回のコレクションはスクールガールの品の良さが表れていますよね。良家の女の子がカルチャーを覚えた感じ。そのバランスが好きです。今季のアイテムは全部そんな世界観が可愛いなと思います。

── この衣装でMV撮影をするとしたらどんなイメージですか?

えー…どんなのが良いかなぁ。空きビルのフロアを勝手につぶして住み着く人たちをモデルにして。皆で1万円ずつ払ってシェアハウスをしているんだけど、でも実家はめっちゃお金持ちで、その2つのロケーションを行き来する女の子のイメージで撮ってみたいな。

お家で良い子にしている時と、皆で遊び狂っている時のギャップを描いてみたいですね。お菓子とかボードゲームとか散らばっている部屋で、皆で紙吹雪を撒いたり、うさぎ跳びとかして遊ぶ(笑)。うさぎ跳びなんかしないか(笑)。

── コムアイさんも良いとこのお嬢さんだったとか?

廻るお寿司がたまのご褒美の、一般的な家です(笑)。すごく普通の家に生まれて、保守的というかとても治安の良いところで育ったので、なにもカルチャーが無くて。

すごく寂しかったし空虚な感情を小学生の時に感じていて、物知りなおじさんがいたり、画集とか詩集があるような環境に憧れていました。後にそういう大人たちと触れ合い始めた時に、一気にカルチャーを吸収した気がします。だから生まれた場所とのギャップはありますね。好きなものとか、遊び場のギャップが。

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── アルバム「SUPERMAN」にはどんな思いが込められていますか?

すごくネガティブなんですけど、2017年にスーパーマンはいないと思って「SUPERMAN」と名付けました。“この人が居るから世の中がどんどん変わっていく”というような、皆が頼りにできる人が今はいないから。人々が普段感じていることと、実際に動いていく社会をリンクさせるには、それを実現するきっかけとなる人が必要で、そういう人がスーパーマンだと思うんですよね。私は変化が無い中で生きていくのは絶対に嫌なので、そういう人が今後現れて欲しいなと思います。「SUPERMAN」を聞いた人の中からそういう人が現れたら面白いですね。

── アルバムの中で特にオススメの曲はありますか?

去年は能にハマっていて、卒論のテーマも能だったんです。その能楽を作った観阿弥世阿弥親子をイメージして「世阿弥」という曲が浮かびました。音や声の雰囲気とか張り合っている緊張感とか、私が能で好きな所を盛り込んだつもりです。

── 話題曲「一休さん」のMV撮影で印象的なエピソードはありましたか?

まず誰を一休さんにするかという問題があって、私が坊主になるのかなって思っていました(笑)。MV撮影では、これまで本当に色々なケンカを監督に売られていて(笑)、「脱げ!」とか「水に潜れ!」とか。でも毎回それが楽しくて、ちょと無茶振りを待っている自分がいます(笑)。

「一休さん」のMVを考えた時に、私は色々な人種に登場して欲しいと思っていました。監督からえんどぅさんを提案されて、彼の踊っている姿を見た時に「あぁこの人が一休さんなんだ」って感じました。

印象に残っているのは、虎が描かれた屏風を私が演じている虚無三という役が破るんですけど、それがけっこう楽しかったです。職人さんの手描きで、しかも2枚しか用意が無くて責任が重かったですね(笑)。

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── 3月の武道館公演はどのようなステージにしたいですか?

武道館はすごく面白い場所で八角形なんですけど、なかなかあのような点対称の建物というか空間でライブをさせて頂く機会ってないんですよ。だからどうしてもセンターステージのイメージがあります。ど真ん中に八角形のステージを置けば、どこの席からでも本当によく見えるんですよね。それを上手く利用したいなと思っています。あと、いつもはVJとか色々な技術を使ったステージなのですが、今回はもっと肉体的で原始的なショーにしようと思っていて。武道館のためだけに考えている演出がいっぱいあります!

── ステージやMVで着る衣装にも意見を出されるんですか?

そうですね。まずは衣裳を誰に頼むか決めて、どんなイメージにするか相談して、pinterestなどの写真を見ながら決めていきます。

── コムアイさんにとって「表現をすること」とは何ですか?

優先順位として、色々なビジョンを打ち出したいというのがまず第一にあって。その先に、写真とか映像とか音楽とかSNSとか、様々なツールに枝分かれしていく感じがします。私は視覚的なものの方が強いかも知れないですね、欲が。音楽はそれらを引っ張ってくれるツールとして大切なものだと思います。一つの音楽を聞きながら個々が考えることは近いというか、複雑で繊細なビジョンをどの人も分け隔てなく受け取ることが出来るから、それが音楽のすごく好きな所です。

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来月公開のLOOK.2では、コムアイさんの気になるプライベートに迫ります!